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MRとSCMR(2) (セルフクロージングモックリング)
前回は、MR(Mock Ring)について説明しました。
参考) 05/02/13 MRとSCMR(1) (タティングレース)

今回は、SCMRについて。
SCMR-G8
Pattern : 3-Ring w/SCMR Point
  [Tatting the Self-closing Mock Ring for GR-8 Design]
      by The Shuttle Brothers Gary and Randy Houtz


SCMRは、Self Closing Mock Ring の略です。
MC(Mock Ring)とは、リングのクロージングの方法が異なります。


SCMRの上にリングを作るサンプルパターン(Ring on SCMR)
SCMR01

S1 C1: 3-3, NRW
S1 SCMR: [ C2 : 5-5, NRW, SS
S2 R : 3-3-3, NRW, SS
S1 C3: 5-5 ] CL, NRW
S1 C4: 3-3

S1: first shuttle
S2: second shuttle
NRW: Do not reverse work
SS : Switch shuttles
CL : close SCMR

 * S1には、青色の糸が巻かれています。
 * S2には、ピンク色の糸が巻かれています。
 * パターンの書き方は、パターンを作る人によって個人差があります。
   サンプルパターンは、NRWを明記していますが、これとは逆に
   「RWを明記して、RWを書いていないところはNRW」というパターンもあります。


1)まず、チェイン C1: 3-3 を作ります。

2)S1 のCore Thread(芯糸)(サンプルパターンでは青色の糸)に、
  クリップを引っ掛けておきます。
SCMR02

3)芯糸を輪状にして残したまま、次の1目を作ります。以降、説明上
 この輪状になった芯糸の部分を「芯糸のループ」と呼ぶことにします。
SCMR03

  芯糸のループを残したまま、チェインの1目を作り足します。
  このときチェインの最初の1目めは、C1の最後の1目のすぐ隣に作ります。
  ダブルステッチの山の部分が離れないように、くっつけて作ります。

  * クリップを入れることで、芯糸のループをシャトルが通る程度の大きさ以上
    に保ったままにしておきます。後でSCMRをクローズするときに、
    この芯糸のループが必要になります。
  * ペーパークリップなど、多少重みのあるもののほうが、ループの大きさを
    保つには便利です。重すぎたり、大きすぎたり、軽すぎたりすると、
    作業はやりにくくなります。

SCMR04
  * 芯糸のループは、作業中に小さくなってくる場合があります。
    もし、ループが小さくなってきた場合は、芯糸を引っ張って
    ループ大きくします。(黄色の点の部分を矢印方向に引っ張る)

4)残りの C2: 4-5 を作り足します。
SCMR05

5)ワーキングシャトルを変えて(NRW、SS)、
  S2の糸をリングを作るときの持ち方で持ち、
  リング R:3-3-3 を作ります。
SCMR06

6)ワーキングシャトルを変えて(NRW、SS)、
  S2の糸をチェインを作るときの持ち方で持ち、
  チェイン C3: 5-5 を作ります。
SCMR07

*** 3)~6)は、 芯糸のループを保つこと意外は、MRのときと同じです ***

7)クリップを取り除き、芯糸のループにシャトルS1を通します。
SCMR08

SCMR09

  * このシャトルの通し方については、下記の
   「芯糸のループにシャトルを通すときの注意点」
   を参照してください。

8)シャトルを通したら、SCMRを作るチェインの形をきちんと整えて指で平らに挟み、
SCMR10

リングをクローズするときの要領で、そのままシャトルS1を
引っ張って、SCMRをクローズします。
SCMR11

)チェイン 3-3 を作り足して出来上がり。
SCMR01



***「芯糸のループにシャトルを通すときの注意点」***

シャトルを芯糸のループの表側から裏側に通すか、裏側から表側に通すかで、
SCMRのクロージング部分の見え方が若干違います。
SCMR12

(A)「モチーフの表側でSCMRを作る」場合
SCMRの部分を表側にするなら、芯糸のループの表側から裏側に
シャトルを通します。見た目はクロージング部分がスムーズだけれど、
ひっくり返すとクロージング部分が目立ちます。
SCMR13

(B)「モチーフの裏側でSCMRを作る」場合
SCMRの部分を裏側にするなら、芯糸のループの裏側から表側に
シャトルを通します。見た目はクロージング部分が目立つけれど、
ひっくり返すとクロージング部分がスムーズです。
(説明用のSCMRサンプルパターンは、写真撮影の都合上、この方法で作っています)
SCMR14

左側が(A)、右側が(B)で作ったもの(SCMR表側)
SCMR15

これをひっくり返すと、左側が(B)、右側が(A) (SCMR裏側)
SCMR16

表側と裏側では、SCMRのクロージング部分の見た目が異なります。


リバースワークをしながら作るというタティングの特徴により、
通常、チェインが表側ならリングは裏側になります。

リバースワークを入れないときは、チェインもリングも
表側(または裏側)になる場合もあります。

いずれにせよ、モチーフの裏表を決めるのは、

「ピコがたくさんある部分が表側になるようにしたほうがきれい」

ということが基準になります。(そうでなければ、自分が好きなほうを
表と決めれば良いです。)


(A)(B)のどちらの方法を取るかは、SCMRを作っているときに
そのSCMRがモチーフの表側になるか、裏側になるかで決まります。

だからまず、モチーフの裏表をどちら側にするか考えます。

その上で、モチーフの中のSCMRが表側になるのか、裏側になるのか
によって、SCMRを作るときに、芯糸のループのどちら側からシャトルを
通したらよいかを判断するといいでしょう。

これは、「絶対にこうしなければならない」ということではありません。
表裏を統一したほうが、さらにきれいに仕上がるということです。

「どこまで細かい部分にこだわるか」 という領域ですね。


特に深く考えない場合は、

  「芯糸のループの表側から裏側にシャトルを通す」

(A)の方法を取るといいでしょう。


***おまけ***

この裏表に関することは、アップジョイン、ダウンジョインにも
あてはまります。

アップジョインはモチーフの裏側になる面で、ダウンジョインは
モチーフの表側になる面で、という具合に使い分けると、
ジョイニングの部分がさらにきれいに仕上がります。


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プロフィール

 りょうこ

Author: りょうこ
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1994年、夏、
 カリフォルニアにやってきて、
2009年、夏、
 カリフォルニアからシカゴへ移住。

節約をこよなく愛す普通の主婦です。
ダンナ1人、娘2人の4人家族

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タティングレースを教えています。

シカゴ郊外北西部にお住まいで
タティングレースに興味のある方は
 RKTatting@gmail.com
までお問い合わせください。

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