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スプリットチェイン(タティングレース)
スプリットチェイン(SC : Split Chain)は、ダブルステッチを左から右方向に作り、
残りをカバーステッチで右から左方向に作って、1本のチェインに仕上げるものです。
spc-00exp

左半分を普通のダブルステッチ、右半分をカバーステッチで作ります。
(パターンによっては、左側と右側の目数が異なる場合もあります)

スプリットチェインは、次のようなときに使います。

  1)糸を切ることなく(糸処理しないで)、次の段を作り始める時。
  2)スプリットチェインで作るパターン。(めったにありません)
  3)SSMSR(Single Shuttle Mock Split Ring/Knotting Ring) への応用など

作り方としては、

 A)モチーフの表側から作る方法
 B)反転してモチーフの裏側から作る方法

の2種類があります。

<<<スプリットチェインを作り始める前に>>>

まず、カバーステッチ(CS)の作り方を覚えておいてください。
  参考)09/20/13 ダブルステッチでカバーする

    *カバーステッチの作り方、表記方法などに
     ついての説明です。なお、カバーステッチ 
     関連の表記方法は一般的に使われているものではなく、
     タティング教室 RKTatting 独自の表記方法です。

カバーステッチ表目(FHCS: First Half Cover Stitch)は、
シャトル糸を奥から手前(裏側から表側)に引き抜きます。

カバーステッチ裏目(SHCS: Second Half Cover Stitch)
シャトル糸を手前から奥(表側から裏側)に引き抜きます。

そして、カバーステッチは、

 ★最初に作ったハーフステッチのループを
  表側から裏側(手前から奥)に1回転させる。

 ★1つ目に作ったループを半回転する作業と、
  2つ目のループを作りかける作業を同時に行う。

ということを、念頭においてください。


<<< (A)モチーフの表側からスプリットチェインを作る方法>>>
spc-00sub

サンプルパターン

ベース(the base)のパターン
   R:10-10-10

スプリットチェイン サンプルパターン
   C : 10、LJ(to the first picot of the base)
   SC: 7/5

  *メインシャトルには、青色の糸が巻いてあります。
  *セカンドシャトル(またはボール糸)には、ピンクの糸が巻いてあります。
  *わかりやすくするために、パターンではスプリットチェインの左半分は7目、
   右半分は5目にしてあります。

1)まず、ベースのリング R:10-10-10 を作っておきます。
 そしてスプリットチェインサンプルパターンの C:10 を作り、ベースの1つ目のピコに
 ロックジョイン(LJ)しておきます。ここまでは、サンプルをわかりやすくするための
 前準備です。スプリットチェインの作り方とは直接関係ありません。
spc-01

spc-02

2)ここからスプリットチェインを作り始めます。
まず、普通にダブルステッチでチェインを7目(ピンク)作ります。
spc-03

3)メインシャトルの糸(青)を カバーステッチ5目分の芯糸の幅(より少しだけ短め)を
確保した状態で、ベースの2つ目のピコにロックジョイン(LJ)します。
spc-04

    ★以降、説明上、タティング教室 RKTatting では、この「芯糸を固定する作業」
     のことを「ブリッジング(Bridging)」と呼びます。
     (公式な呼び名が特に無いので、人によっては、違う呼び方をする場合もあります。)

4)ブリッジング(Bridging)した芯糸に、カバーステッチを
右から左方向に作っていきます。カバーステッチの目と芯糸の色は青になります。

ペーパークリップなどを覆うカバーステッチは、
”左から右に” FHCS、SHCSの順番で目を作ります。

スプリットチェインの右から左に作っていくカバーステッチは、
パターンの表側で、”右から左に” FHCS、SHCSの順番で目を作ります。

作業手順としては、以下の通りです。

シャトル糸を裏側から表側(奥から手前)に糸を引き抜いてループを作る。(FHCS)
spc-05

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ループ(FHCS)をモチーフの表側(手前)に半回転させる。
spc-09

シャトル糸を表側から裏側(手前から奥)に引き抜く。
spc-10

最初に作ったループ(FHCS)をモチーフの表側から裏側(手前から奥)に半回転させ、
写真の赤丸部分を引っ張って、ループを引き締める。
spc-11

引き抜いたシャトル糸にシャトルを通し、ループをしっかり引き締める。(SHCS)
spc-12

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このとき注意しなければならないのは、写真の黄色矢印のように
シャトル糸を、常に「左側から上側方向」に配置するということです。

シャトル糸の配置が悪いと、シャトルが通る道筋を間違えたりして、
下手をするとループがうまくできません。

このままでは、作業がやりづらいので、上記のやり方を
タティング教室 RKTatting では、以下のように教えています。
この方法をとると、シャトル糸が常に右側に配置され、作業がやりやすくなります。

4-1)まず、作業を容易にするために、モチーフを水平方向に
右に90度くらい回転させてから作業をはじめる。
spc-20

4-2)シャトル糸を裏側から表側(奥から手前)に糸を引き抜いてループを作る。(FHCS)
spc-21

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4-3)ループ(FHCS)をモチーフの表側(手前)に半回転させる。
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4-4)シャトル糸を表側から裏側(手前から奥)に引き抜く。
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4-5)最初に作ったループ(FHCS)をモチーフの表側から裏側(手前から奥)に半回転させ、
写真の赤丸部分を引っ張って、ループを引き締める。
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4-6)引き抜いたシャトル糸にシャトルを通し、ループをしっかり引き締める。(SHCS)
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spc-31

これでカバーステッチ1目分ができました。


5)あとは、カバーステッチ4目を作り足し、ブリッジングした芯糸を
 カバーステッチで覆います。


ポイント(1)
ブリッジングする芯糸は、カバーステッチの目数の幅よりも”やや”短めにします。
こうすることで、出来上がりのときにダブルステッチとカバーステッチの間の
すきまができにくくなります。

ポイント(2)
ペーパークリップをカバーステッチで覆う場合、ステッチの芯がプラスチックやワイヤーなどの
素材なので、すべりやすくてループが回転しやすいです。

でも、スプリットチェインの場合、ステッチの芯が糸なので、
すべりが悪くてループが回転しにくいです。

そのため、最初のループ(FHCS)を作ったときには、ゆるめに締めてください。
はじめからきつく締めるとループが回転しにくくなります。回転した後で、
しっかり締めてハーフステッチを完成させます。

ポイント(3)
2色使いのとき、ダブルステッチとカバーステッチの部分の目の色が異なります。
これを防ぐには、ダブルステッチを作り終えて、ブリッジングをする前に、SLTを
して糸を交換します。必要なら、スプリットチェインが出来上がったところで、
もう一度SLTします。(これについては、また後日、説明する予定です。)

次回は、もう一つの「(B)反転してモチーフの裏側からスプリットチェインを作る方法」
について、説明します。

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プロフィール

 りょうこ

Author: りょうこ
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1994年、夏、
 カリフォルニアにやってきて、
2009年、夏、
 カリフォルニアからシカゴへ移住。

節約をこよなく愛す普通の主婦です。
ダンナ1人、娘2人の4人家族

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タティングレースを教えています。

シカゴ郊外北西部にお住まいで
タティングレースに興味のある方は
 RKTatting@gmail.com
までお問い合わせください。

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